55歳からのプチアーリーリタイア生活

55歳でリタイアしました。リタイアまで、リタイア後の記録を残します。

東日本大災害時一番役立った放送局はJ-Wave:NHKは全く役に立たなかった

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吉本問題が根本的な改革をせずにあやふやな感じで終了しそうな雰囲気になってきて面白さが半減しているなか、いまはNHKから国民を守る党(N国党)の動きが日々精力的で、おもしろくて目が離せません。

 

参議院議員選挙直後はれいわ新選組の影で報道されることはあまりありませんでしたが、最近はテレビでも取り上げられることが増えてきました。というか取り上げざるを得ないというところでしょう。

しかし多くのテレビ番組での取り上げ方には疑問があります。

テレビ出演者のインテリコメンテーターの皆さんやタレントコメンテーターさんのスタンスは基本的にNHK擁護です。

NHKを見てないのに受信料を払わされているひとが大勢いる一方で払っていない人が2割もいるという不公平感、平均年収1800万円ともいわれる職員の高額給与、高額な放映権料を支払ってワールドカップなどを中継する必要があるのか?など、NHKが抱えている問題点や国民の不満からは目をそらして、災害報道や政府に忖度しない公平な報道のためにNHKは必要だ、という点だけで話をしているように思います。

そもそもN国党はNHKが不要だと言っているわけではないのに、意図的に論点をずらしているとしか思えません。

 

しかし今回は、あえてそのずらした論点に乗っかって、NHKは災害時に役に立ったのか?について、2011年3月11日:東日本大震災発生直後の経験談を書いてみます。

 

結論:NHKは役に立たなかった

結論から言うと、震災当日の夕方、情報が無く不安を感じながら会社から徒歩で数時間かけて帰宅するという最も困っていて情報が欲しいときに、一番役に立った放送局はなんとJ-WAVE(81.3MHz:東京の民放FM放送局)であり、NHKは全く役に立たないばかりか、いらいらを増幅させる役目しか果たしませんでした。詳細を書いてみます。

 

震災当日の私の状況

2011年3月11日震災発生当日、私は東京近郊の会社にいました。余震がある程度収まった段階で会社は18時ころには早仕舞いして全員帰宅することになりました。いまは、大規模災害時に無理に帰宅するのはかえって危険な場合もあり、頑丈な建物内に留まることも大切だという論調になっていますが、当時はそんな危機管理マニュアルなどはなく、ほとんどの人は無理して帰宅することを選択したと思います。

会社を出るまではテレビをは見た人から状況を聞いたりしていましたが、被害状況の全貌は全然わからず、ただ大変なことが起こっているらしいという漠然とした不安だけがありました。

当然のことながら電車は動いていませんので、同僚数人と連れ立って徒歩で帰宅することに。ただみんな方向はバラバラなので30分もすると同僚たちとは分かれてひとりで歩くことになりました。

ただ、とにかく情報がない。携帯電話、ネット、メールは込みすぎていて全然つながりませんでしたから。そんな中、唯一の情報源は音楽プレイヤーと携帯電話(当時はガラケー)に付いていたFMラジオだけでした。

今もそうですが、ガラケー、スマホ、音楽プレイヤー等には、ネットを使わない純粋なFMラジオが付いている機種が多くあります。私の今使っている最近買ったスマホにも付いています。

携帯電話のバッテリーがなくなると復帰したときに困るので、音楽プレイヤーでFMラジオを聞きながら歩きました。

 

NHK FMの信じられない放送内容

FMラジオ機能など使ったことは無く、試行錯誤しながらようやく使えるようになり、最初にチューニングをあわせたのはもちろんNHKです。聞き始めてしばらくは緊迫した感じで刻一刻と入ってくる情報を伝えてくれていました。中でも怖かったのは、仙台で道路に数百人の遺体があるとの情報。いったい何が起こっているのか?と信じられない思いで、歩きながらもラジオに集中していました。しかし、5分くらい聞いているとニュースは終わり、流れてきたのは思いもよらない放送内容でした。

伝言ダイヤルのような事を始めたのです。

厳かな口調で、次は福島県〇〇村の✕✕さんよりの伝言です、東京の△△ちゃん、家族みんな無事ですので安心してください、犬の太郎も元気です。続いては岩手県□□市の☆☆さんより大阪の娘さんへ・・・これを延々と25分。

そしてようやく5分くらいのニュース。それが終わると再び伝言ダイヤルが延々と25分。どうやらニュースは30分の間に5分だけ、その他の時間は伝言ダイヤルという形での放送をすることにしたようでした。

とにかく情報が欲しい状況で、見たこともない犬の太郎の安否なんか聞きたくない、怒りが湧いてきました。

 

 

他の放送局

NHKに見切りをつけて他の放送局に合わせてみます。FM-TOKYO、NACK5、BAYFM、FM-Yokohama、どの放送局も新しい情報がなかなか無い中でも一生懸命状況を伝える報道番組を流してくれておりNHKよりもずっと役に立つ内容でした。いくつかの放送局を切り替えながら少しでも情報を得ようとしていました。

 

最も役にたったJ-Wave

中でも普段は報道とは最も縁遠い、音楽一筋といった放送内容のJ-Waveが一番役に立ちました。その時のパーソナリティーが誰だったかは覚えていませんが、おそらく普段報道などをしたことは無いのでしょう。慣れない感じは伝わってきましたが、それでもいろいろな情報を提供してくれました。J-WAVEは東京の放送局ですから地元の情報:東京の具体的な被害状況や、避難所情報なども紹介してくれていたと思います。本当にJ-Waveさんには感謝しかありません。

 

まとめ

NHKは地上波テレビ、衛星テレビ、AMラジオ、FMラジオ、たくさんの電波を持っています。中でもFMは各県、各地方ごとにいくつもの周波数:たとえば東京82.5MHz、横浜81.9MHz、千葉80.7MHz、埼玉85.1MHzなどを持っており、地域にあった避難所情報などを放送をするのも他の局よりもやりやすいはずです。

東日本大震災、あの非常事態のなかで、テレビしか無い、AMラジオしか無い、FMラジオしか無いという状況にいる人が大勢いるだろう、ということは少し考えれば分かるはずです。そんな中で伝言ダイヤルで犬の太郎の安否情報を伝えたNHK。

AMラジオの中で、第1ではニュース、第2で伝言ダイヤルなら話はわかります。でもFMというひとつの貴重な媒体をつぶしての伝言ダイヤル、いくらなんでも状況判断が悪すぎます。

 

震災から数ヶ月経過して落ち着いた頃、この事をNHKにメールで伝えて見解を尋ねました。しかし回答はありませんでした。また、その放送内容について振り返ることもしていないと思います。

こんなことでは、今後再び大規模災害が発生したときに本当に公共放送としての役割を果たせるのか?疑問に思います。

 

私のスタンス

私はNHKは見ており現在は受信料を支払っていますが、NHKのやりたい放題の状況には納得していません。

マツコ・デラックスさんがテレビ番組の中でN国党に対して、NHKのことだけで国政にでてきて税金使われたら受信料より迷惑だとか、ふざけて投票した人が相当数いるとの発言をして話題になっています。

しかし、NHK問題は決して小さな問題ではありません。受信料は年間7000億円以上と巨額であり、それを払っている人もいるし払わない人もいるというあやふやな感じで運営されているわけですから。

テレビ関係者、各政党とも、NHK問題はすべての国民が関係する非常に大きな問題であるということをまず認識しないと、痛い目にあうと思います。

全面的なスクランブル化まではハードルは高そうですが、NHKや各政党がN国党を黙殺し、改革をする気配すら見られないとか小手先の改革でお茶を濁そうとするようなら、次回衆議院選挙でもN国党への投票を考えたいと思っています。